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  • 講義中に倒壊
    広島文理大の南方留学生けが

    (六日深夜)
 インドネシア人のハッサン・ラハヤさん(20)は東千田町の広島文理科大で物理学の授業を受けていて被爆した。「大東亜共栄圏を担う人材育成」の名目で東南アジアから集められた「南方特別留学生」の一人である。

 教授が黒板に向かい、チョークを持った瞬間、ピカッと光った。大音響とともに木造二階建ての教室が倒懐。頭に軽い傷を負い、壊れた窓からなんとか逃げ出した。

 周りを見回してもうす暗く、悲鳴が耳をついた。「やられた。普通の爆弾とは違う」。同じ授業を受けていた留学生と二人で大手町の留学生宿舎「興南寮」に向かう。途中、ペチャンコになった建物や血だらけの被災者の間を縫うように歩いた。

 倒壊した寮では、下敷きになっていた留学生一人をなんとか助け出したが、昼前には火の手が迫った。

 六日夜は、広島文理科大の校庭で野宿。「南方特別留学生」は大学や寮などで九人が被爆した。マレーシアのニック・ユソフさんが大火傷をしている模様だ。
 
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